第二巻では日本に舞台を移し、たった一人で活動する九鬼と、彼を翻弄する水城蒔絵という美女の交錯を中心に、この世界の新たな秘密が明らかにされていきます。
宇宙規模の「文明の衝突」を背景に、日本の歴史を支配してきた「籠目党」とフリーメーソンの抗争に九鬼が巻き込まれるという、いわゆる偽史的想像力が全開の内容になっています。なお、このシリーズは全編を通して笹川吉晴が「解説」を執筆しており、伝奇やSF、サブカルチャーにまでわたる蘊蓄を開陳しながら、本作の位置づけを明らかにしていて、参考になります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本の小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2020年9月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2020年9月12日
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