名瀬と古賀の2人と戦い、戦闘不能に陥っためだかは、都城のもとに連れて行かれて、別の人格を刷り込まれてしまいます。
途方に暮れる人吉たちの前に、雲仙冥利や鍋島猫美たち6人の「負け犬軍団」が現われ、13組の「裏の六人」(プラスシックス)を引き留めます。その隙に人吉たちは、めだかと都城の待つ地下13階へと急ぎます。
しかし、地下12階には、行橋未造(ゆきはし・みぞう)が待ち構えていました。催眠ガスが充満し、人吉たちは倒れてしまい、息を止めてガス攻撃を防いだ鬼界島だけが残されます。彼女は、相手の心が読める行橋の能力を逆手にとって、辛くも勝利を収めますが、そこにめだかの洗脳を終えた都城が立ちはだかります。「黒神めだか(改)」となった彼女を無印にデチューンするため、人吉は彼女と戦うことを決意します。
いかにもジャンプらしいベタベタの展開を、これでもかというくらい詰め込んできた巻です。ハリウッドのアクション要素をげっぷが出るほど詰めこんだ『ダイ・ハード』シリーズ同様、ベタに徹することでメタ的な批評性を持たせるのが原作の西尾氏のねらいなのだとすると、意図したことはよく実現されているのではないでしょうか。ただ、ストーリーそのものを楽しみたい素直な読者としては、いい加減うんざりしてきた感もあります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少年コミック
- 感想投稿日 : 2015年2月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2015年2月18日
みんなの感想をみる