金剛峰寺第412世座主を務めた著者が、一般の読者に向けて空海の教えをわかりやすく語った本です。
物質的にはかつてないほどの繁栄を謳歌しながら、心には満たされない思いを抱いている日本人に、空海の生命思想の持つ現代的な意義を説くというスタンスで語られています。ただ、一般向けの本ではあっても、本書のような空海に関する入門書を手にとろうとする読者の場合には、ことさら現代の問題に絡めなくても空海のおもしろさを感じとることができるのではないかと思ってしまいます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
宗教
- 感想投稿日 : 2014年10月22日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年10月22日
みんなの感想をみる