著者が北海道大学と札幌学院大学でおこなった講義に基づいて書かれています。
著者の専門は原子核理論であり、また本書のもとになった講義も、情報科学を専門としない学生を対象としていたようで、情報について幅広い観点からざっくりと解説をおこなっています。扱われている話題も、遺伝情報の伝達の仕方やニューラル・ネットワークなど幅広い分野から興味深いテーマが選ばれています。
文系の読者としては、心の哲学やシステム理論などにももう少し詳しく踏み込んで「情報とは何か」という主題を論じて欲しかったように思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コンピュータ
- 感想投稿日 : 2016年8月26日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年8月26日
みんなの感想をみる