小山龍介の「ハックス」シリーズの一冊で、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』(光文社新書)の著者として知られる山田真哉との共著です。
前半は、会計の手法を家計管理に持ち込むための方法が紹介されています。その後、資産運用や企業分析の仕方などといったテーマにまで進んでいきます。ただ、もう少しテーマを絞ってほしかったような気がします。とくに最後の企業分析についての説明は、とくにキャッシュフロー計算書を重視するという立場が取られているのですが、初心者にも中級者にも説明が十分ではなく、どっちつかずの印象を受けます。この内容であれば、独立した一冊を当てるなど、もう少しまとまった形でキャッシュフロー計算書の読み方について解説してほしかったように思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
政治・経済・社会
- 感想投稿日 : 2017年9月17日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2017年9月17日
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