土属性はダテじゃない! 3 (一迅社文庫)

著者 :
  • 一迅社 (2010年8月20日発売)
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感想 : 5
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麒一郎の姉弟子で天敵の響木鳴(ひびき・めい)が、四方平精霊学園の教霊師免許の実技試験のためにやってきます。じつは彼女は、麒一郎が朋霊の岩右衛門を禍霊化してしまったときに、彼をかばって片目を失ってしまった過去があります。

ちょうどその頃、学園では精霊たちを結び合わせる礼霊会が開催される時期に当たります。礼霊会の特別監視員となった鳴は、何でもありのサバイバル・ドッジの企画を提案し、弟弟子の麒一郎に次々と試練を与えます。

麒一郎は鳴の無理難題を切り抜け、ついにのづちと魂結びをおこなう権利を獲得しますが、そこにのづちを狙う岩佐崖(いわさ・がい)という男が現われ、のづちを奪っていきます。岩佐は、以前から麒一郎たちの周りに出没していた、精霊狩りチーム「ディノレクス」の一人であることが分かり、麒一郎たちはのづちの救出に乗り出します。

それなりに大掛かりなバトルと、のづちがさらわれるという事件を、300ページ足らずの紙幅に押し込んだため、展開が早すぎるように感じてしまいます。もう3巻目になるのですが、本シリーズはこういうテンポの作品だと割り切って読まなければいけないのかなあという気がしています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2014年5月27日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年5月27日

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