思想家の東浩紀が、伊藤剛、神山健治、桜坂洋、新海誠、新城カズマ、夏目房之介、西島大介といったクリエイターや批評家たちとおこなった対談や座談会を収録している本です。
東と西島、新海の鼎談では、西島の『凹村戦争』(ハヤカワ文庫)が新海の『ほしのこえ』に対するアンサーだという発言がなされていたのが目を引きました。そのほか、東と神山との対談で、両者が押井守の創作スタンスの変化に対する不満を述べているところや、伊藤剛をめぐるセッションで会場の斎藤環が精神分析的な身振りによる議論の囲い込みをおこなっているところなども、おもしろく読みました。
ついでに、東のえがいた高橋留美子目のキャラも掲載してほしかったところです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
メディア・サブカルチャー
- 感想投稿日 : 2018年6月9日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年6月9日
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