「ブギーポップ」シリーズの第2弾であり、「イマジネーター」編の上巻です。
予備校で美術大学への進学を希望する生徒たちに授業をしている飛鳥井仁(あすいかい・じん)は、人の心の欠落を見通す能力があり、その力をつかって生徒たちの進路指導をおこなっていました。そんな彼が、何者かによってそそのかされ、ブギーポップと敵対することになります。一方、「統和機構」と呼ばれる秘密組織が誕生させた「スプーキーE」という怪人も、ひとの心をあやつる能力を駆使して暗躍し、三つどもえの構図で物語が進行していきます。
第1巻以上に、学園モノの異能バトルとしてのシリーズの性格が明瞭に示されています。また、統和機構という組織の存在が明らかにされたこともあって、ある程度シリーズ全体の輪郭がくっきりしてきたようにも感じました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2023年9月13日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2023年9月13日
みんなの感想をみる