「ブギーポップ」シリーズの第3弾であり、「イマジネーター」編の後編です。
スプーキーEの配下として活動していた織機綺(おりはた・あや)は、深陽学園にやってきた帰国子女の谷口正樹(たにぐち・まさき)に出会います。彼女に恋心をいだいた正樹との交流を通して、彼女はしだいに心を動かされていくことになります。しかしスプーキーEは、正樹の想いを利用してブギーポップをおびき寄せようと考えます。さらに飛鳥井仁の親戚で彼のことを慕う衣川琴絵(きぬがわ・ことえ)も、スプーキーEに心をあやつられますが、そのことが伏線となって飛鳥井とスプーキーEが接触することになります。
正樹と綺が出会うシーンが何度も語りなおされ、その場所で同時に進行していたべつのドラマがすこしずつ明らかにされます。そして、これらの複数のストーリーがやがてひとつにまとまり、結末を迎えることになります。多少ぎこちなさを感じるところもありましたが、よく練られた構成だと感じます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2023年9月13日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2023年9月13日
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