終わりのクロニクル 3(上) AHEADシリーズ (電撃文庫 0920)

著者 :
  • KADOKAWA (2004年4月8日発売)
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感想 : 10
3

「鉱物は命を持つ」というルールが支配する概念空間3rd-Gとのリヴァイアサンロードに入ろうとする佐山ですが、UCATはそんな彼の動きを歓迎しない様子を見せます。

そんな中、3rd-Gからやってきた人型機械「テュポーン」がこの世界に現われ、もう一体の武神と戦いを繰り広げます。応戦するのは、飛場・竜司(とば・りゅうじ)という尊秋多学院の1年生と、3rd-Gの住人の血を引く美影(みかげ)という少女でした。しかも、戦いに巻き込まれた月読部長の娘の月読・京(つくよみ・みやこ)が、3rd-Gにさらわれてしまいます。

佐山たちは竜司に協力を要請しますが、竜司は、3rd-Gとのリヴァイアサンロードに入ることは、UCATに2つの「穢れ」が移ることを意味するといって、佐山たちの要請を断ります。佐山と新庄、出雲と千里は、「穢れ」とは何かという謎を追い求めて、60年前の大戦において3rd-Gが取った行動とその帰結を知ることになります。

佐山たちと3rd-Gの直接対決にすんなりと入らず、竜司と美影との交渉や、京とロボメイドたちのやり取りを通じて、少しずつ謎の全貌が見えてくる展開に思わず引き込まれます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2016年7月22日
読了日 : -
本棚登録日 : 2016年7月22日

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