灼眼のシャナVIII (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2004年10月8日発売)
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本棚登録 : 1142
感想 : 20
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ヴィルヘルミナとの再会を描いたストーリーの前編。今回はラブコメ分多めです。

ミサゴ祭り後の期末テストに向けて、シャナ、悠二、吉田さん、池、佐藤、田中のいつもの6人が、緒方真竹の提案を受けて勉強会を開催します。そのあと、同じメンバーで打ち上げ花火を楽しみます。

前巻までで千草、カムシンから恋の後押しを受けた吉田さんですが、この巻ではマージョリーからのアドヴァイスもあって、悠二への想いをいっそうたしかなものに感じるようになります。思いもかけず「強敵」になりつつある吉田さんに心おだやかでいられないシャナも、悠二に自分のことだけを見ていてほしいと願い、もはや後戻りができないところにまで変わっていきます。

この巻にはアラストールの発言がほとんど見られません。ようやく最後の場面で、ヴィルヘルミナに叱責されて口ごもりながら答える彼の様子は、シャナの変化にとまどいながらも見守ることしかできない、世のふつうのお父さんの姿を彷彿とさせて、おもしろいと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2018年11月14日
読了日 : -
本棚登録日 : 2018年11月14日

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