同じ著者の『まれに見るバカ』(新書y)に近い視点から、日本人の英語コンプレックスをターゲットにした内容だと言えるように思います。「あとがき」で著者自身も、「本書は英語に関する本であるが、「英語」の部分に、たとえば「スピリチュアリズム」とか「血液型」とか「ブランド」とか「女は見た目が10割」とか「社員の親睦」とか「市のシンボル」とか「場の空気」とか「恋愛と結婚は別」などなど、別のさまざまな言葉(テーマ)を入れることも可能である」と言います。その上で、「その意味で本書は、小さな物事を自分の頭で基本的に考えるための本、といってもいいかもしれない」と述べています。というわけで、「英語バカ」の事例が数多く取り上げられていますが、要はいつもの著者の本、と言ってさしつかえないと思います。
毎度のことながら、この著者の本は1冊読めば十分、と思いつつ、ついつい手に取ってしまいます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月13日
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- 本棚登録日 : 2017年6月13日
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