「おとボク」のアンソロジー・ノベル第6弾は、哘雅楽乃がメイン・ヒロインです。
卒業式が近づいてくるなか、雅楽乃の親友である冷泉淡雪が、千早に恋人のふりをしてほしいと依頼します。淡雪は、下級生から交際を申し込まれており、彼女をあきらめさせるために千早と恋人どうしだと思わせたいと考えたのです。千早は、恋人である雅楽乃に黙って淡雪の依頼を引き受けることになりますが、彼が淡雪と付きあっていると宣言する場面を雅楽乃に見られてしまいます。
それ以来、淡雪はしだいに千早と雅楽乃の関係に疑いをいだくようになり、雅楽乃も親友の淡雪と恋人の千早のあいだで悩むことになります。
ストーリーの上で劇的な展開などはないのですが、きれいにまとまった物語で安心して読むことができました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2021年6月27日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2021年6月27日
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