昭和陸軍は、満州事変を契機に、国際的な平和協調外交を進めていた政党政治を打倒した。その陸軍をリードして行ったのは一夕会中堅幕僚グループであり、その中心的な存在の永田鉄山、石原莞爾、武藤章、田中真一らがどのような政戦略構想をもっていたかを中心に論考している。特に、陸軍省軍務局長の武藤と参謀本部作戦部長の田中の、世界戦略をめぐる厳しい対立の様子が克明に描かれていて興味深かった。
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戦争関連
- 感想投稿日 : 2016年9月4日
- 読了日 : 2016年9月4日
- 本棚登録日 : 2016年8月21日
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