ある事象へのまなざしや感じ方をわずか三十一文字に凝縮した美しさを満喫しました。吉川宏志作「花水木の道があれより長くても短くても愛を告げられなかった」大島史洋作「産み終えて仁王のごとき妻の顔うちのめされて吾はありたり」黒木三千代作「老いほけなば色情狂になりてやらむもはや素直に生きてやらむ」河野君江作「物を忘れ添いくる心のさみしさは私がだんだん遠くなること」が特に魅かれました。
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歌集関連
- 感想投稿日 : 2015年5月9日
- 読了日 : 2015年5月9日
- 本棚登録日 : 2015年5月1日
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