エロマンガ先生 妹と開かずの間 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年12月10日発売)
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本棚登録 : 855
感想 : 55
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 男子高校生 和泉正宗は「和泉マサムネ」のペンネームで小説家としての顔を持ち、学業の合間に小説を書く日々、さらに1年前からはその傍らには引きこもりで、血の繋がらない妹 紗霧のご飯を作るという生活を送っていた。
ある日、仕事のパートナーだが、顔を全く知らなかったエロマンガ先生[イラストレーター]の正体が妹の紗霧であることをひょんなことから知ることになるマサムネ、そこから今まで止まっていた兄妹の関係に変化が訪れ始める。
さらに彼はエロマンガ先生を賭けて人気作家 山田エルフと小説勝負をすることになってしまう。この勝負で彼はある意味で”最高のラノベ”を完成させるのだが…。
果たしてマサムネはエルフに勝ち、エロマンガ先生を守れるのか。またマサムネが書いた最高のラノベの内容とは…。
 
 内容としては「兄妹」は前作の俺妹と設定が似ていたが、この作品は血の繋がりがないというものだったので楽しめた。マサムネの考え方では共感できる部分が多々あり、感情移入して読むことができた。またマサムネの紗霧に対する態度から彼の本心は予測できた。個人的には描かれている作家の苦悩など伏見先生の日常からきているのかなと感じる。
次にも期待!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラノベ
感想投稿日 : 2016年9月29日
読了日 : 2016年9月29日
本棚登録日 : 2016年9月1日

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