tsykさんの感想・レビュー

オオカミさんと毒りんごが効かない白雪姫 (電撃文庫 お 8-11)

著者 : 沖田雅

• メディアワークス (2008年2月10日発売)

　今巻はりんごさんの後悔が主なお話であった。意外とりんごさん暗い過去を抱えていたのかと初めは重そうな話を予想して読む手が進まなかったが、最終的にはひとまずハッピーエンドに終わってよかった。(そして水着回)
また今回はおおかみさんと亮士くんで所々の触れ合いが多かったように個人的には感じ、おおかみさんも何気に亮士くんを意識し始めている言動を示してニヤニヤすると同時にりんごさんも言っていたようにそろそろオオカミさんも過去の因縁を断ち切る時期になってきたのかなと感じる。(やはりおおかみさんでも頭の中は乙女ですね)

次の巻にも期待したい。

⊕冒頭で描かれた亮士の飼い犬 フランソワとエリザベスの擬人化した会話は面白かったのでこれからもちょいちょい挟んでほしい。
『裸の王様』『ジャックと豆の木』『白雪姫』

感想投稿日 : 2017年6月19日

読了日 : 2017年6月19日

本棚登録日 : 2017年2月10日