Be Careful What You Wish For (The Clifton Chronicles series Book 4) (English Edition)
- Macmillan (2014年3月13日発売)
本棚登録 : 8人
感想 : 2件
クリフトン年代記の第4巻。
今作は、Harryたちと、DonPedroとの闘いが中心となっています。
2組をとりまく新しい登場人物もあれば、抗争の中で、失う命もあり、闘いは泥沼化していきます。
ただ、巻を追うごとに、Harryのお話というよりは、完全に、Harryの妻Emmaの実家のBarrington家中心の物語のような気がします。それで“Clifton chronicles”という副題はどうなんだろう。Emmaの苗字は今ではCliftonだからそれでもいいのか。けれど、今回の中心舞台であり、Emmaが社長の船会社はそもそもBarrington家のものだし、家柄もやはり貴族であるBarrington家のほうがはるかに上。個人的にも、HarryよりもBarringtonの3兄妹のほうが好きです。
主人公がだれであるかがとっちらかってしまったようで、色んな視点からのお話も少し惰性に感じてしまった4巻でしたが、最後のほうの「この後どうなるの??」という話の引っ張り方はさすがで、やっぱり次の巻も読んでしまうんだろうな。これはせこいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋書
- 感想投稿日 : 2018年1月25日
- 読了日 : 2018年1月12日
- 本棚登録日 : 2018年1月15日
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