『365分の1』
逆算、作者はどんな気持ちでこんな小説を書いたのだろう。奇をてらいたくて?面白いと思って?知りたくなかった。考えたくもなかった。自分の誕生日が大嫌いになるなんて。これから私は自分の誕生日を書くたびに、誰かに伝えるたびに、そして近い誕生日の人と出会うたびに、きっとこのことを思い出してしまう。ああ、私って・・・と自分で自分を好きじゃいられなくなる。
読後、作者が5月生まれと知ってより悲しくなった。人の誕生日を笑ってネタにして面白いのだろうか。他の作者さんたちのお話しが全く頭から抜けるくらいに、本当に悲しくて。主人公の代わりにこんな気持ちを一生背負わされることになるなんて思いもしなかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月13日
- 読了日 : 2024年1月13日
- 本棚登録日 : 2024年1月13日
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