明日を夢見る力
独白のような語り口で進むストーリー、言葉の一つひとつが重く、自然とページを捲る手が重くなる。読み終わって今、何もわからなかったような、でも最初からわかっていたような、そんな不思議な気持ちになる。本作はアニメの前日譚とのことだが、良い意味で先を期待させない、でも布団の中で明日を夢見るような余韻のある。この先もう一度読むかどうかはわからないが、本棚にいて欲しい、そんな一冊だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月4日
- 読了日 : 2024年2月4日
- 本棚登録日 : 2018年1月1日
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