武士道シックスティーン

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年7月26日発売)
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本棚登録 : 2115
感想 : 488
4

本を手に取ってすぐ、
「あれ?百科事典でもないのに、どうしてしおりが2本?」と思ったら、
剣道の試合では選手がそれぞれ紅と白のたすきをつけるらしく、
それで、紅白2本のしおり付きだったんですね!

物語の視点が1章ごとに香織、早苗と交替するので、
目次も互い違いに組まれていて、
その字体までそれぞれの性格に合わせて違っていたりして
作品への愛情を感じる作りになっているのが素敵。

剣道の試合さながらに、相手を見つめ、間合いをはかりながら
だんだん心を通わせていくふたりの、ほほえましいこと!

飄々としてるのに、いざとなると心にしみる言葉をくれるたつじい、
新チームを「聖母マリアのように」率いることになる河合先輩など
ふたりを取り巻く人物も、とても魅力的です!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: は行の作家
感想投稿日 : 2012年5月21日
読了日 : 2012年5月20日
本棚登録日 : 2012年5月21日

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コメント 2件

円軌道の外さんのコメント
2012/05/23


コレ、自分も
大好きな作品です(^O^)

勝つことだけにこだわる香織と
勝敗から逃げ続けてきた早苗の
二人のキャラ設定が見事だし、

ホンマにあの
硬派な誉田さん?って
何度も表紙を見返すくらい(笑)
思春期の女の子の心情を
うまく描いていて
ビックリでした(汗)



成海璃子、北乃きい主演の
映画化作品も
なかなかの良作で
オススメですよ〜(^_^)v

まろんさんのコメント
2012/05/23

そうそう、誉田さんって、『ストロベリーナイト』とか、
怖いシーンがけっこう出てくるハードボイルドってイメージだったので
ものすごく意外で、またその意外さにやられちゃいました。

映画はまだなので、ぜったい観ます!
聖母マリアのような美少女剣士、河合さんは
いったい誰が演じてるんでしょう?
ワクワク♪

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