本を手に取ってすぐ、
「あれ?百科事典でもないのに、どうしてしおりが2本?」と思ったら、
剣道の試合では選手がそれぞれ紅と白のたすきをつけるらしく、
それで、紅白2本のしおり付きだったんですね!
物語の視点が1章ごとに香織、早苗と交替するので、
目次も互い違いに組まれていて、
その字体までそれぞれの性格に合わせて違っていたりして
作品への愛情を感じる作りになっているのが素敵。
剣道の試合さながらに、相手を見つめ、間合いをはかりながら
だんだん心を通わせていくふたりの、ほほえましいこと!
飄々としてるのに、いざとなると心にしみる言葉をくれるたつじい、
新チームを「聖母マリアのように」率いることになる河合先輩など
ふたりを取り巻く人物も、とても魅力的です!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
は行の作家
- 感想投稿日 : 2012年5月21日
- 読了日 : 2012年5月20日
- 本棚登録日 : 2012年5月21日
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コメント 2件
円軌道の外さんのコメント
2012/05/23
まろんさんのコメント
2012/05/23