このシリーズは前の2作とも大好きだったけど、猫好きとして、野良猫を虐待する人間は許せないので、この最終作は5割増しくらいの気合いで読んでしまいました。
それにしてもこの犯人、猫だけじゃなく、人間に対しても子供の頃から根っからのいじめ体質だったとは!永遠に煮干しを食べて、カルシウム補給して、少しはイライラを解消してマトモになってほしいものです。
卵の殻を破り、ぬくぬくとした巣から出て、最終作で、やっと「鳥」としてはばたく準備のできた鳥井。鳥井を手放せない自分の弱さをやっと克服した坂木くん。ふたりにあたたかい未来が待っていますように。
ところで、この作品で、原因には同情できるけど、ちょっと好きになれない感じだった松谷さんが、「ホテルジューシー」にちょこっと出てきた気がするのですが。。。
読書状況:読み終わった
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さ行の作家
- 感想投稿日 : 2012年4月21日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年3月8日
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