動物園の鳥 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2006年10月11日発売)
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本棚登録 : 3918
感想 : 425
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このシリーズは前の2作とも大好きだったけど、猫好きとして、野良猫を虐待する人間は許せないので、この最終作は5割増しくらいの気合いで読んでしまいました。

それにしてもこの犯人、猫だけじゃなく、人間に対しても子供の頃から根っからのいじめ体質だったとは!永遠に煮干しを食べて、カルシウム補給して、少しはイライラを解消してマトモになってほしいものです。

卵の殻を破り、ぬくぬくとした巣から出て、最終作で、やっと「鳥」としてはばたく準備のできた鳥井。鳥井を手放せない自分の弱さをやっと克服した坂木くん。ふたりにあたたかい未来が待っていますように。

ところで、この作品で、原因には同情できるけど、ちょっと好きになれない感じだった松谷さんが、「ホテルジューシー」にちょこっと出てきた気がするのですが。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さ行の作家
感想投稿日 : 2012年4月21日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年3月8日

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