ケンカして仲直りできないまま大事な人がいってしまうなんて、つらすぎる。
ちびねこ亭があってよかった。
夢かもしれない、でも、あの再会がなければ、陽葵はどこにも行けなかった。少なくとも、まだしばらくは。
大事な人を失った痛みは、消えるわけではないかもしれない。
でも、思い出ごはんは、その湯気が会わせてくれる大事な人はとても優しい。
たとえ幻だったとしても、そのあたたかさでしか救われない心もある。
櫂も琴子も、傷を抱えているからこそ優しい。
ちびねこ亭の行く先をずっと見ていたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2021年6月22日
- 読了日 : 2021年6月21日
- 本棚登録日 : 2021年5月31日
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