小学4年生のフミは読書感想文のために読んだ本『どっちが家出?』は、二人の女の子がそれぞれちがったタイプの家出をする話。どっちが本当の家出か、分からなくなったフミは、本の作者に手紙をだすことにする。その手紙を受け取った作者は、あらためて自分の作品について考え・・・
内容は面白かったが、作者の方の家族の話などは、親戚関係が込み入ってて子どもに分かるのかな?という内容だった。挿絵もなぜか登場人物が動物であらわされており、混乱しそう。また、フミのお母さんがフミ宛の手紙を勝手に開けて先に読んでしまう行為に違和感が。親だからと言って子どもの手紙を読むことは、今はあまり許されないことだと思う。
フミと読んだ本の作者に手紙を送るという行為はドキドキするし、家出についての考え方は面白かったが、子どもに薦めるには、細かい点で色々気になる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2014年2月20日
- 読了日 : 2014年2月20日
- 本棚登録日 : 2014年2月20日
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