妃は船を沈める

著者 :
  • 光文社 (2008年7月18日発売)
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感想 : 177
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今回は火村先生。

連作を合わせて長編というつくり。

そういうこともあってか、今回は火村センセの内面に深く食い込むということはなかったような。
アリスは相変わらずぶっ飛んだ推理で場を和ませてくれていましたけれど。ふふふv(←アリスファン)

普通に考えていると真犯人までなかなか辿り着けないこの話。
犯人の動機に捻りが加えてあって、面白かったです。

有栖川作品は読むたびに甘酸っぱい気持ちで一杯になるんですが、今回の作品は甘酸っぱいというよりも物悲しい感じに浸れました。
人間って哀しい生き物よねー(何)

私だったらお妃様のように20前後の男の子を囲うんじゃなくて、40前後のオジサマを囲いたい。
でもその年でこの年の小娘に囲われてるオッサンて非常に情けないからやっぱできねぇなー。
本を読みつつそう思ったのは秘密(笑)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2009年3月3日
本棚登録日 : 2009年3月3日

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