マルドゥック・スクランブルThe First Compres (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-1)
- 早川書房 (2003年5月1日発売)
本棚登録 : 2115人
感想 : 248件
(2011/10/30購入)(2011/11/02読了)
少女娼婦バロットの再生の物語。第1作目。
「死んだほうがいい」→「死にたくない」→「殺されない。殺さない」と変化していくバロットの思いが上手く描かれている。バロットとウフコックの関係がプラトニックなのも、バロットのそれまでの人生との対比となっていて良かった。文章が淡々としているので、設定・状況が過激でもそれほどエグくは感じない。ただし、キャラの立ち方が過剰すぎて、所々白けてしまった(特に敵役)。それでも一気に読みたくなる、力のある物語。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内_フィクション
- 感想投稿日 : 2011年11月5日
- 読了日 : 2011年11月5日
- 本棚登録日 : 2011年11月5日
みんなの感想をみる