性的唯幻論序説 (文春新書 49)

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  • 文藝春秋 (1999年7月19日発売)
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女の性欲が複雑怪奇であるこの違いの原因を男女の性本能の違いに求めようとするから、ますます混乱するのである。

男女とも性本能は壊れているのである。27
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男の楽しみを感じ、自分の性器に興奮している男の興奮を感じ、それに感応して自分も興奮するのである。

女が一般に自分を積極的に愛し求めてくる男としか寝たがらないのはここに理由の一つがあろう。39

中心的役割を演じるのは、男にとってのみならず、女にとっても女体であり、その性的魅力である。40
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感想投稿日 : 2014年9月17日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年9月17日

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