モーグルに目覚め、日々鍛錬に励む一子。しかし、そのきっかけを作ってくれたライバルの美鈴や、幼馴染の俊平とは離れ離れに…。なんとか俊平だけでも帰ってこさせようと、なんと、一子は東京にプチ家出!しかも、そこで何故かモーグルのジュニアチームにスカウトされ、また一子の新たな挑戦が始まる…
前巻は今風の装丁でありながらモーグルの競技特性やスポーツの本質、少女たちの成長を描くなかなか読み応えのある物語でしたが、今回もまた中身はなかなかのもの。モーグルという競技の特徴をさらに掘り下げつつ、それを主人公・一子の情熱に上手く繋げていて、一子から目が離せない展開。同時進行で他の登場人物たちもきちんと描かれていきます。いやはや、1冊ですごく上手くまとまってるのに、詰め込み過ぎた感じもしない。素晴らしい面白さ。あとがきではこの巻で終わりのように感じるんですが…続きもぜひ読みたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童・小説
- 感想投稿日 : 2012年2月9日
- 読了日 : 2012年2月9日
- 本棚登録日 : 2012年2月9日
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