ヘイル・トゥ・ザ・シーフ

アーティスト : レディオヘッド 
  • EMIミュージックジャパン (2013年6月4日発売)
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本棚登録 : 50
感想 : 3
4

レディオヘッドのキャリアの中では比較的、地味な作品。

「ベンズ」「OKコンピュータ」のような信じられない位の美しいメロディーがあるわけでも、「KID A」「アムニージアック」のような革新性があるわけでもない。

だけど、このダウナーなグルーヴ感、世界観が、とってもクセになる。

さっき革新性は無いと書いたばっかりですが、これ、けっこうな実験作だと思います。
当然のように、めちゃくちゃ売れたけど、別にポップじゃないし、わかりやすいロックでもエレクトロニカでもないし。
こんなロック、他にはないでしょ。

音響、エレクトロニカとバンドサウンドの融合とか、簡単に評されたりもするけど、この作品の魅力はそんなことじゃない気がします。うまく言えませんが。

「There There」のミニマルな展開の中毒性のヤバさが象徴的だと思います。
この曲、このまま後、プラス10分この展開のまま進んでも聴いていられます。
聴けば聴くほど、堪らないです。はい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 【CD】ポストロック・シューゲイザー
感想投稿日 : 2009年6月23日
読了日 : -
本棚登録日 : 2009年6月23日

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