レディオヘッドのキャリアの中では比較的、地味な作品。
「ベンズ」「OKコンピュータ」のような信じられない位の美しいメロディーがあるわけでも、「KID A」「アムニージアック」のような革新性があるわけでもない。
だけど、このダウナーなグルーヴ感、世界観が、とってもクセになる。
さっき革新性は無いと書いたばっかりですが、これ、けっこうな実験作だと思います。
当然のように、めちゃくちゃ売れたけど、別にポップじゃないし、わかりやすいロックでもエレクトロニカでもないし。
こんなロック、他にはないでしょ。
音響、エレクトロニカとバンドサウンドの融合とか、簡単に評されたりもするけど、この作品の魅力はそんなことじゃない気がします。うまく言えませんが。
「There There」のミニマルな展開の中毒性のヤバさが象徴的だと思います。
この曲、このまま後、プラス10分この展開のまま進んでも聴いていられます。
聴けば聴くほど、堪らないです。はい。
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【CD】ポストロック・シューゲイザー
- 感想投稿日 : 2009年6月23日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2009年6月23日
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