成功のコンセプト

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  • 幻冬舎 (2007年10月1日発売)
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楽天の三木谷社長が、創業時から掲げているという5つの成功のコンセプトを解説するとともに、楽天の成長の軌跡を振り返っている一冊。

先日、「カンブリア宮殿」(テレビ東京)に三木谷社長が出演していたのをたまたま見た。そこで、楽天の成功の秘訣として挙げられていたのが以下の4つ。

・ITビジネスはスピードが命 大きな会社では難しい
・社員1人1人が経営者意識を持つことが大切
・会議は説明の場ではない ”決定”の場だ
・失敗を失敗だと思わない 逆に学べる事がある

で、少し興味を持っていたところに、電車の待ち時間に立ち寄った本屋でこの本を見かけたので、買って読んでみた。

本書で挙げられている成功のコンセプトは以下の5つ。

1)常に改善、常に前進
2)Professionalismの徹底
3)仮説→実行→検証→仕組化
4)顧客満足度の最大化
5)スピード!!スピード!!スピード!!

ぱっと見ただけでも主張がイメージできるが、読んでみると大体その通り。目新しいことは言っているわけではないが、どれも重要なポイントを押さえている。インターネット上の魚屋の話など、説得力に欠けるところもなくはないが、概ね賛同できる。当たり前のことをきちんとやってきたからこそ、今日の楽天があるということか。

楽天が大きな会社になってきて、台湾に進出するなどいよいよ世界に打って出ようというこれから、三木谷社長が自身の言う戦争型ビジネスをどうハンドリングしていくのか楽しみになってきた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年1月3日
読了日 : 2007年12月17日
本棚登録日 : 2019年1月3日

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