粘膜黙示録 (文春文庫 あ 71-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2016年2月10日発売)
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感想 : 13
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『粘膜人間』で華々しいデビューを遂げたホラー作家、飴村行。しかしそこに至るまでは、聞くものみなをドン引きさせるほどの苦難があった。漫画家を目指し決死の覚悟で歯科大学を中退するも、あっという間に挫折。逆恨み精神満載でつづる現代版『蟹工船』。

あれだけ異形の小説を生み出すのだから、いったいどんな下積み時代を送ってきたのか興味深かった。‘逆恨み精神満載でつづる現代版『蟹工船』’という謳い文句には激しく同意するけれど、それなら芥川賞作家西村某だって同じはず。どうして飴村の体験が「爬虫人ヘルヴィノ」を生み出したのか?は結局わからなかった。
(B)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年4月9日
読了日 : 2016年4月6日
本棚登録日 : 2016年4月6日

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