フットボール・ラブ 〜俺たちはサッカーをあきらめない〜 (SHUEISHA PB SERIES)

著者 :
  • 集英社 (2011年12月9日発売)
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本棚登録 : 75
感想 : 13
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状況だけを見ると「伸び悩んでる」「落ちぶれた」と言われそうな、スポットライトから外れた場所で戦うJリーガー達に迫るノンフィクション。
白眉はやはり、松田直樹をマリノス時代と死後の二回にわたって追っているところか。
しかし、他の選手の記事も力が入っていて読み応えは充分で、著者の思い入れが感じられる。
古賀正紘、南雄太、成岡翔あたりは昔から知ってるだけに感慨もひとしお。
企画がまずいいね。こういう、選手の執念とか葛藤とかを至近距離から切り取るようなドキュメントはもろ好みです。
良い本でした。

ちなみに、著者の小宮良之。
Numberなんかでよく記事は読んでるが。
こないだ買った『ロスタイムに奇跡を』って本が、ひどくて、もう二度と読まねぇ!くらいに憤っていたのですが。
これはいい仕事してます。
『ロスタイムに~』は、記事にしてる森本とか俊輔と「面識がない」と書いてて、話も聞かずに記事書くとか、そんなのサッカーライターとして認められるか!?と憤慨したのでした。
大人の事情とかあるかもしれないが、せっかくいい文章書く力あるんだから、ああいういい加減な仕事はもうしないでほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スポーツ・サッカー
感想投稿日 : 2011年12月24日
読了日 : 2011年12月20日
本棚登録日 : 2011年12月20日

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