光の犬

著者 :
  • 新潮社 (2017年10月31日発売)
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本棚登録 : 377
感想 : 47

p193 自分は光を放つわけではない。死んで灰になれば、なにも残らない。いやそうではないかもしれない。真で残るものがあるとすれば、それは言葉ではないか、と歩みは思う。わたしが父にむかって言ったことば、母にむかっていったことばはつかのまの空気をふるわせて、端から消えていく。それでも父と母の記憶のなかに、いくつかのことばの断片は残るかもしれない。わたしの口からでたことばが、その人が死ぬまでのあいだ、耳の底にとどまる記憶として残ることがあるはずではないか。

p53 東方の賢人 3人からの贈り物 黄金、乳香、没薬(もつやく)


p359 カトリックの典礼 最後の祈り 終油の秘蹟

3世代にわたる物語

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: novel
感想投稿日 : 2023年10月15日
読了日 : 2023年10月15日
本棚登録日 : 2023年10月15日

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