使える英語は「読む」から身につく英語楽読法

著者 :
  • 大和書房 (2013年3月10日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 20
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読書というのは、情報の媒体として、動画や音声よりもエネルギーを要するものである。
さらに、日本語で書かれていない洋書となると、より心理的な距離感を感じてしまうものである。

そんな中でも、負荷を少なくして気楽に読み進めていく方法として、「スパイラル」読みがある。

従来、読書というのは、初めから順番に一文字ずつ読んでいくというのが慣習化されている(「リニア」読み)。

しかし、従来の読み方で負荷が大きい本を読むと、どうしても最後に行き着くまでに力尽きてしまう。

そこで、とりあえずページをめくって進めていく。
分からないところがあっても、飛ばして脳に負荷をかけずに進めていく。
そして、それを何回も繰り返す。
そうすることにより、その本に対しる知識のストックが溜まっていき、無理せず内容の理解が進んでいく。

また、私の場合、洋書でなくとも容量の多い本を読むときには、好きな項目から読んでいくという方法を取っている。

これは、目次を見て、パッと興味の湧いた章を読んでいき、終わったらまた目次を見直して、次に興味の湧いた章を読んでいくというような方法である。

この方法であれば、大きな1冊の本を読んでいるというより、小冊子をパラパラ読んでいる感覚になり 取っ付きやすくなる。

さらに、パズルを埋めていくかのようなイメージで本を読み進めるなかで、段々と全体像が見えてくる。


論理を追っかけるという意図では、従来の初めから順々に読んでいくということが大切となってくる。
しかし、それは本の内容を把握できるだけの能力があってのことである。

無理せず自分の身の丈に合わせた読書スタイルを楽しみ、準備が整った時点で初めから通して読めばいいのではないかと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス書
感想投稿日 : 2019年5月29日
読了日 : 2019年5月29日
本棚登録日 : 2019年5月29日

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