現代哲学の名著: 20世紀の20冊 (中公新書 1999)

制作 : 熊野純彦 
  • 中央公論新社 (2009年5月1日発売)
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『近代哲学の名著』、『日本哲学小史』で3部作をなす1冊で、5つのテーマに分け、現代思想の読むべき名著のブックガイドという同じ構成。「哲学的なテクストを読むこと自体が、ひとつの哲学的ないとなみである」。初学者にお勧め。

熊野先生の通史は、岩波新書の『西洋哲学史--古代から中世へ』、『西洋哲学史--近代から現代へ』2冊を、中公3部作とあわせるといいと思います。しかし、この10年ぐらいで、レヴィナスとカントの訳業、和辻哲郎をはじめ日本哲学の再検討といい、その多芸・多彩な仕事ぶりに驚きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 哲学
感想投稿日 : 2012年5月31日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年5月31日

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