戦国の教科書

  • 講談社 (2019年7月31日発売)
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本棚登録 : 195
感想 : 27
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こういうのいいなあ、単なる歴史小説の短編集でなく、テーマを設定した上で
物語と解説をワンセットにしてあってまさに授業を受けてるかんじ。
あらためて歴史小説は作者が色をつけるものなんだなあ、と。解説もおもしろいけどもテーマに沿ったお勧め本が多数掲載されているのもお得感。出版社などへの忖度を超えてほんとに多岐にわたる関連本が紹介されていて、講談社さんすごいなとおもった。

全6講座、以下備忘録に。
【テーマ】タイトル/作者(物語のキー人物) の順、以下備忘録。

【下剋上・軍師】一時の主/矢野隆(黒田官兵衛)

【合戦の作法】又佐の首取り/木下昌輝(前田利家)

【海賊】悪童たちの海/天野純希(徐海&冷泉新五郎)

【戦国大名と家臣】鈴籾の子ら/武田佑(新発田重家)

【宗教・文化】蠅/澤田瞳子(木食王其)

【武将の死に様】生滅の流儀/今村翔吾(松永久秀)


解説・ブックガイドは末國善己さん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史系
感想投稿日 : 2020年2月6日
読了日 : 2020年2月21日
本棚登録日 : 2020年2月6日

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