10年後に切腹、
幽閉の身、、、
これはこの設定ありきの創作なのかな。“羽根藩”や“三浦一族”がどうやら架空のようだし、、
にしても、秋谷の生き様は尊いけれども、胸塞ぐ話。武家社会に理不尽は付き物とはいえ、命とひきかえにせねばならないことは何一つないというのに。。。
己に恥じることなく、家族にも汚名を残さず、子の世代を生かすためにはこれしかなかったのだろうか。
源吉のさいごにも涙。でもなんという哀れな。。。
巨悪はかすり傷のままで、それがかえってリアルだけれども、やりきれない。
直木賞受賞作×映画化された作品ではあるけど、心に染みるというより心に刺がささってしまう読後感。せつない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年2月19日
- 読了日 : 2019年2月19日
- 本棚登録日 : 2019年2月19日
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