『喫茶はゆるやかな時間を持つことのできる唯一の都市的な文化』
情報で溢れすぎた社会において、「閉ざされた」公共の場である喫茶店は、流れる時間の中で唯一平穏な時間を与えてくれるように思えます。
そして、ひとりでも、ひとりだからこそ、その時間を共有する他者の存在があることで、わたしたちは安心して時を眺めることができるのだと思います。
『たとえ言葉は交わさなくとも、そこには〈ゆるやかなつながり〉がある。』
だからこそ、街には喫茶店が必要なのです。慌ただしい街の喧騒から切り離されたように、ゆっくりとした時間を奏でる喫茶店。
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- 感想投稿日 : 2024年1月17日
- 読了日 : 2024年1月15日
- 本棚登録日 : 2023年12月21日
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