◆きっかけ
はあちゅうさんのことを知り、彼女の著作が読んでみたいと図書館で探し、蔵書にあったのがこちらのみだったので。
◆感想
はあちゅうさんと村上萌さん(本書で知った)が自身のこれまでの歩みや、その時々で考えていたことをまとめたエッセイ。同世代ということで興味を持って読み始めるも、交互に…というのが私には読みずらかった。二人で手帳をプロデュースされているようで、最後にその手帳の広告があったり、手帳とリンクさせたイラストや色遣いで、手帳を作る時にタイアップみたいな感じで制作された本なのかな?ざっと読み。
◆引用
・p160...(はあ氏)夢は「叶える」のでななく「叶え続ける」...夢というのは、到達すべき''点''ではなく、人生という線を、自分らしい点で描き続けること、それ自体が夢なのかもしれない
・p163...(村上氏)過去ではなく未来を起点にして選択する...こうなりたい、みたいな願望を人にぶつけるのは楽しくて、私もよく友人たちと未来を語りますが、現在進行中の何かの先にある未来像をぶつけあうから楽しいのであって、「こうなりたい」をただ語って満足している人を見ると「それはちょっと違うんじゃないか」と思ってしまいます。
・p168...(はあ氏)過去ではなく未来を起点にして選択する...過去を消すことができないなんてことは誰もがわかっているんだからこそ、過去を起点に物事を考えるのはもったいないことだと思います。「じゃあどうするか?」とその経験をリサイクルしないと、ただのゴミになって、いつかはそれが自分を腐らせるかもしれません。
・p204...(村上氏)「いつかこうなってくれるだろう」を前提に好きになると、思い通りにならないことがあるたびに彼へのいら立ちが積もってしまいます。だから「今のままで好き」と思えるような、弱みや欠点を含めて愛せる人とともに過ごすようにしています。 全部が全部思い通りにいく人なんてたぶんいないし、足りない部分は一緒に成長していけばいいと思っています。完璧ではない部分を一緒に楽しめる人だからこそ、今の自分に必要な人なんだと思うんです。
→「子どもができたらもっとこうなるだろう」と夫に期待していたがそうならず、「そうなると思っていたのに」と夫に愚痴をこぼす、相談する。そんな会話ややり取りを経て、お互いの気持ちを知ったり、恥ずかしい自分をさらしだしたり。その繰り返しで、だんだん夫婦、家族になっていくんだなと感じているこのごろ。ここを読んで、どこの夫婦も似たような具合なのかもな、と。
- 感想投稿日 : 2017年6月14日
- 読了日 : 2017年6月14日
- 本棚登録日 : 2017年6月14日
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