星に願いを、月に祈りを

著者 :
  • 小学館 (2012年3月28日発売)
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本棚登録 : 960
感想 : 138
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絶妙な構成が見事です。視点、時間軸、2つの世界が入れ替わり、ラジオの導入もあり読みにくいですが、必要不可能な設定です。ナックルボールは青年期の心の揺れ。揺れる確率はその高ぶり。キャッチボール、ラジオ、合唱は発信と受信の象徴。ミニーはミキの縦棒を引き抜いた形。幾何模様は天体の周期軌道。静寂な文章だが精緻な暗喩が隠されている気がします。そんな中村航の紡ぐ言葉の数々が大好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年5月29日
読了日 : 2014年5月29日
本棚登録日 : 2014年5月29日

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