勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2008年4月4日発売)
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発売された2008年に、とある方から勧められて購入&読了。それを読み返しました。利益の捉え方を(顧客単価−顧客獲得コスト−原価)×顧客数と定義し、それぞれの変数の最適化を目指すための指南書。基本的には既に世に出ている専門書の知識を簡潔に掻い摘み、自身のコンサルティングファームやアナリスト時代の経験を織り交ぜてる、マーケティングの入門書的な位置づけを果たしています。特に、BtoCビジネスやBtoBビジネスでも数量提示できる業界業種の経営企画を担当してる方には、大いに参考になると思います。基礎的なことばかりですが、愚直に実行できてる会社は少ないんじゃないかなぁ、と思います。それでも星3つにしたのは、自身が投資商品を作る仕事をしており、単純に単価×数量で図れる仕事をしてないため、今の仕事に応用できるページが限られたという個人的理由によるものです。最後の方にある「儲けというのは、顧客の感謝の表れなのです」というフレーズは、心に響きました。大事にしたい言葉です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マーケティング
感想投稿日 : 2012年4月20日
読了日 : 2012年4月20日
本棚登録日 : 2012年4月20日

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