日の丸・君が代の戦後史、靖国の戦後史の流れを汲む、
憲法九条を軸に据えた戦後史。
前著と同様、事実を護憲派の立場から解説する形になっており、
なぜ九条を改憲しようとする勢力があるのか、
その大義と護憲派の間にあるギャップは何なのかは描かれていない。
しかし憲法九条の解釈を都度エスカレートさせることで
自衛隊の海外派遣にまで至った歴史は鮮明に伝わり、
今後さらなるエスカレートによって後方支援以上に
積極的な役割を果たすことになるのではないか、という不安は
感じさせられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
近-現代史
- 感想投稿日 : 2013年7月24日
- 読了日 : 2013年7月23日
- 本棚登録日 : 2013年7月4日
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