シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫 73-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年11月30日発売)
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感想 : 56
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前回の銀砂糖師になるための品評会から1年。再度挑戦の季節になりましたけど、砂糖林檎が不作で、前巻嫌がらせをされたラドクリフ工房に行かなければならなくなったアン。

がんばってるアンでしたが、ほんと才能のない男の嫉妬って怖いなぁって。手を焼かれそうになったアンのシーンでは、ほんとにシャルに間に合って欲しくて、やっと間に合ったのに、ラドクリフがアンの言い分を聞いてくれずに、最後には大事に作った銀砂糖もすり替えられるという状況。ほんとこの巻でラドクリフ工房が嫌いになっちゃいましたよ。

ただ、ちょっとだけジョナスの株が上がったかなぁ。アンに対する態度は嫉妬の裏返しのようだけど、やっぱりおぼっちゃんは、最終的な悪役にはなれなかったってところ。でも、そんな彼でよかったって思う自分もいます。

タイトルにある「白の貴公子」はキース。登場の仕方もその後の言動も何かあるんじゃないかと、うがった見方をしてしまったのに、彼は最後までホントに白でした。

最後すり替えられた銀砂糖は、シャルの羽と引き替えにアンのものだと証明できたけど、ものすごく気になるところで終わっちゃった。

続きがすぐ読みたいのに、緑はどこに置いたかなぁ?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 角川ビーンズ文庫
感想投稿日 : 2014年5月12日
読了日 : 2014年5月12日
本棚登録日 : 2014年5月12日

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