うさぎ姫の薬箱 誓いの神酒は毒か薬か (うさぎ姫の薬箱シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (2013年12月27日発売)
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本棚登録 : 38
感想 : 7
5

咲良と火夏の初恋カップルのラブラブ話が続くのかって思ってたら、もう終わりでした。今回は二人の話オンリーです。

火夏に神気が弱くなり、それが咲良の近くにいることだって言われて、咲良の持つ神気をすべて火夏に渡した咲良。一も二もなく火夏のために身を引こうとした咲良がかわいそうでした。
鳳凰の鳳珠はグッジョブでしたね。

火夏には神気が戻ったけど、咲良に触れることができなくなって、火夏はもどかしかったでしょうね。転んだ咲良に男が触れるのを許さず、また咲良への気持ちを隠すこともなくなった火夏は、一皮剥けた感じです。

咲良の父についてはこれまで狐牡丹が隠してましたけど、最後に父登場。堕ちた龍神だったってことで、妖の娘だった咲良が一転神の娘になって、火夏との障害もなくなって、ハッピーエンドです。
求婚が増えた咲良に焦る火夏の姿をもっと見たかったなぁ。
スッキリ終わるお話っていいですよね。

ぜひ二人の後日談とか番外編とか読みたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コバルト文庫
感想投稿日 : 2014年1月14日
読了日 : 2014年1月14日
本棚登録日 : 2013年11月29日

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