蜜咎の義父―背徳の夜を (ティアラ文庫)

著者 :
  • プランタン出版 (2012年5月8日発売)
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本棚登録 : 28
感想 : 4
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本家本元の血のつながりのある身内ではないから、ちょっとは期待していたんですけど、ダメでした。。。

ファルセットに全く共感できません。
寄宿学校で暮らしていたとはいえ、元は没落貴族だったのに、なんか上から目線で、最初からコゼットに敵対心を持っているし、早々に一線を越えたのはいいとして、そのあと内緒にしないといけないはずなのに、屋外でばっかやってるし、なんか本能の赴くままというか、頭よくない感じがしました。

そのくせ、ジルベストにばれたあとは、彼に関係を強要されたはずなのに、途中からは自分からも求めてるし、それに対する言い訳が、ジルベストが義父のキルヒスのところにいかないように・・・って、なんでしょ、それ。
途中でキルヒスが見てるとかって展開になるかと思ったら、彼は花探しに出かけてたし、うーん・・・、突っ込みどころが満載です。

キルヒスの乙女思考にも驚きましたけど、そんな花言葉で自分の気持ちを分かれって、むちゃくちゃです。

あと、背景描写が分かりにくくて、外だったはずなのに、え?屋内だったっけ?って思ったり、キルヒスと一緒のところを見られてはまずいっていうんで隠れていたはずなのに、なぜか途中から会話に参加してて、あれ?って思ったら、知らないうちに場所移動してたり、イラってするところがありました。

やっぱり、この人の作品は、なんか微妙です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ティアラ文庫
感想投稿日 : 2012年7月24日
読了日 : 2012年7月24日
本棚登録日 : 2012年7月24日

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