デビュー作らしいですけど、意外と面白かったです。
男性に触れられると卒倒してしまうという変な体質のエルミリア姫の前に、幼馴染みで途中でいなくなってしまったルカが執事として現れます。
エルミリアがルカと一緒にいることを喜んでいるのを、バルート子爵を好きだと勘違いして、身を引くつもりでいたり、ルカを好きだけど、城のことを考えて、ルカの求婚を断ったり、そういうのが、ルカとエルミリアの心情が交互に書かれていて、やっぱり男性側の気持ちが書かれていると分かりやすいなって思いました。
ルカの素性なんかもおいおい明らかになっていくんですけど、そこらへんは予想通りだったかな。ルカ父の行動は読めませんでしたけど。
あと、脇役のデディウスとアーシャとか、エルミリアの両親とルカ父とか、彼らを主役にした話も読んでみたいなって思いました。
次回作も期待です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ジュリエット文庫
- 感想投稿日 : 2013年1月21日
- 読了日 : 2013年1月21日
- 本棚登録日 : 2012年12月31日
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