社畜で家族思いな人が突然虫になる喜劇。本人が特に深く考えてないのがユーモラスさを出しているけれど、この状況でこの家族の有り様、読む人によって感想はだいぶ違うのではないか。虫になってるのにクビにならないよう支配人を説得しようとする場面はかなり滑稽で、学生時代に読んだ時にはそんなピンときてなかったから、大人になってからじわじわくる小説もあるんだなという発見。今年9月で出版100周年とのこと。傑作。
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- 感想投稿日 : 2015年10月25日
- 読了日 : 2015年10月25日
- 本棚登録日 : 2015年10月25日
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