ブッダのことば: スッタニパータ (岩波文庫 青 301-1)

著者 :
  • 岩波書店 (1984年5月16日発売)
3.92
  • (114)
  • (67)
  • (115)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 1953
感想 : 95
5

初めて原始仏典を読んだが、そこには公案のようななぞなぞも、密教のような呪文も無く、ひたすらシンプルに世俗に背を向けて煩悩を捨てることが繰り返し繰り返し説かれていた。人の死を悲しむことすら煩悩だと言い切る「矢」や、自説の正しさを主張することの愚かさを説いた「並ぶ応答」など、印象深い言葉が多かったが、やはり白眉は「ただ独り歩め」と説き続ける「犀の角」。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想
感想投稿日 : 2014年10月10日
読了日 : 2014年6月21日
本棚登録日 : 2014年10月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする