蛇とワルツ (SHYノベルズ 236)

著者 :
  • 大洋図書 (2009年9月26日発売)
3.94
  • (58)
  • (98)
  • (46)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 534
感想 : 45
5

ペットラバーズの最後にふさわしかった。
このシリーズみんな良かったから終わるのもったいないな。ハラハラドキドキ大どんでん返しもありエロもエロエロで。
『秘書とシュレディンガーの猫』の見届け人の仁摩(気障でイケメンで雨宮を昔から知ってて下の名前で呼ぶからてっきり絡んでくるのかと思ってたら、ほんとに見届けただけだった)がここで出てくるとは。しかも受とは。
シリーズの犬、獅子、猫それぞれちょこっと出てきてラブラブなその後がうかがえてよかった。
最後の一文でこのペットラバーズシリーズの、孤独で愛を渇望し、だからこそ愛を知り人間を好きになるという主旨が一貫してたなぁと思った。
しかし、4作品とも違う動物、ストーリー、人物、と被らずにそれぞれ萌えや面白さで一気読みさせ更に読みたいと思わせる技量はさすが榎田先生ですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 榎田ユウリ/榎田尤利
感想投稿日 : 2022年3月28日
読了日 : -
本棚登録日 : 2021年10月16日

みんなの感想をみる

ツイートする