彩波（いろは）さんの感想・レビュー

ひめごとははなぞの(1) (シルフコミックス 11-1)

著者 : わたなべあじあ

• アスキー・メディアワークス (2009年1月22日発売)

主人公は田中愛。
六人兄弟の末っ子で、日本一のヤンキーになる、という夢を叶えるために、日夜努力する新高校一年生。
ところがそんな愛が、ある朝目覚めると、女になっていた。
突然のことに驚く愛だが、他の兄たちは平然としている。
何でも、田中家は代々、思春期のとある時期になると性転換をしてしまうのだという。
とんでもない状況にショックを受ける愛だが、気持ちを切り替えて、日本一のヤンキーを目指すことに決める。

という話でした。
愛の上の兄は、青龍、朱雀、白虎、玄武、恋で、恋は愛と双子の兄。
両親とは、遠く離れて住まないといけない事情があるみたいで、青龍がパパポジ。
白虎が料理や家事を一手に引き受けるママポジ。
そんでもって、朱雀はオカマ。

更に愛が女として通い始めた学校にも個性豊かな面々が。
家が極道な家庭の蝶子さん。
そして、見た目ヤンキーな愛の彼氏候補櫻井くん。

おまけに愛は、見た目ピュアなロリ系美少女。
朱雀兄さんのとびっきりのヘアメイクとファッションセンス付き。

かわいい。かわいい。
登場人物が皆個性的だけど、それが愛を中心としてしっくりとまとまっているのであんまり話の違和感はありません。
櫻井くんは愛と付き合う気まんまんですが、愛はいずれ女の子に戻るからラブロマンス路線は無視するとして、ギャグ？なのか、青春漫画なのかわかりませんが、十分に楽しめる漫画だと思います。
ちょっとアホだけど、ピュアなロリ系少女(元は男)がお好きな方には、是非オススメします。

感想投稿日 : 2013年5月5日

読了日 : 2013年5月3日

本棚登録日 : 2013年5月5日